目次
日本のビジネスの注目を集めるkintone
EC事業の重要性と、Shopifyの魅力
Shopifyとkintoneを連携して、いいとこどりを可能に
Shopify×kintone連携プラグインとは
まとめ
日本のビジネスの注目を集めるkintone
デジタルトランスフォーメーション*(DX)がビジネス改革の鍵と見なされている現代。
企業が現代の市場環境で生き残り、成長を遂げるためにDXは必要不可欠と言えます。DXにより、企業は効率化と生産性を大幅に向上させることができ、顧客体験を根本から改善し、新しいビジネスモデルを創出する機会を得ることができます。また、データ駆動型の意思決定を実現し、より戦略的なアプローチで市場の動向を予測し対応することが可能になるため、他企業との競争優位性を維持し、市場で成功を収めるためにはDXが不可欠です。
そんななか、中小企業のDX化の第一歩をかなえるツールの一つとして、kintoneが注目されています。
kintoneは、サイボウズ株式会社から提供されている、プログラミング知識がなくても簡単に自社に最適なシステムを開発することができる、ノーコード・ローコードのクラウドサービスです。ユーザーはマウスの簡単な操作、自分たちのビジネスニーズに合わせたアプリケーション、専門システムを素早く開発できます。社内に散らかったExcelファイル、複雑なメールのやり取り、山積みの書類、社内に乱立するシステムへの複数回にわたる転記作業など、仕事の効率を下げる様々な問題を解決できます。kintoneを用いることで、ビジネスプロセスをデジタル化し、業務の効率化に繋がるのです。
kintoneの活用で、まずは、DXの第一歩である「デジタイゼーション」に踏み切ることができます。活用を広げる中で、次のステップである「デジタライゼーション」、さらには工夫次第で「デジタルトランスフォーメーション」まで実現することが可能です。
💬 Kintoneの特徴まとめ
- 多様な業務アプリケーションを自由に作成できる ユーザーは必要な業務アプリケーションを自由に開発することができます。kintoneを使えば、小売業や製造業などが直面する注文管理、在庫管理、顧客サポートなど業務プロセスを効率化するシステムが簡単に作れます。
- 誰でも直感的に使える プログラミングの知識がなくても、ノーコードで直感的に業務アプリケーションを作成できます。
- カスタマイズの自由度が高い 一度作ったあとも、企業の業務プロセスに合わせて自由に修正が可能で、ビジネス環境の変化に対応できます。
- コミュニケーションの促進 コメント機能を使って、チームのコミュニケーションを促進できます。また、作業の承認フローの自動化したり、kintone内でメモや顧客とのやりとりを記録として残すことで業務の透明性が増し、別の店舗にいる人とも意思疎通がしやすくなります。
- アプリケーション間のデータ共有と連携が可能 データの共有と連携が簡単にできるため、業務効率が向上します。同じ情報を色々なシステムに登録をする必要もなくなり、時間短縮とデータのヌケモレを予防できます。また、API経由での外部サービスと連携も可能です。ビジネスの広範囲なニーズに対応する包括的なプラットフォームです。
※デジタルトランスフォーメーション(DX)とは
経済産業省の定義によると「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」です。
EC事業の重要性と、Shopifyの魅力
消費者の多様なニーズやDXの進展に伴い、小売業界のみならず、卸売、食品製造などでもEC(Eコマース)がますます重要になってきています。
初心者でも簡単にオンラインストアを構築できるプラットフォームは様々あります。中でもShopifyは簡単にネットショップが開設できる、カナダ発のECプラットフォームで、日本以外でも170以上の国で利用されており、Shopifyを利用して開設されたショップは数百万を超えます。非常に多くのユーザーに利用されているECプラットフォームです。
Shopifyの魅力は、その柔軟性と拡張性にあります。初期設定から利用できる多様な基本機能に加えて、ビジネスの成長に合わせて追加できるカスタマイズオプションが充実している点が特徴です。ユーザーは、美しいデザインテンプレート、統合された販売情報管理システム(Shopify POSなど含む)、多様な決済オプション、効果的なSEOとマーケティングツールを活用できます。さらに、Shopifyアプリストアを通じて7,000種類以上のアプリが提供され、プログラミングスキルがなくても簡単にサイト機能を拡張し、最新のマーケティング手法や広告ツールを導入することが可能です。これらの特徴により、Shopifyはビジネスの初期から大企業のエンタープライズでの利用まで多岐にわたるビジネスニーズに応じて最適なEコマースサイトを構築するための信頼できるプラットフォームとなっています。
🛒 Shopifyの特徴まとめ
- カスタマイズ性が高い
Shopifyは数百種類のプロフェッショナルなテンプレートを提供しており、これらをベースに独自のオンラインストアをデザインできます。また、HTMLとCSSを編集することで、さらに細かいカスタマイズも可能です。 また拡張アプリが用意されており、スマートフォンにアプリを追加するように自分のサイトに機能を追加できます。- 一つにまとめられた支払い処理システム
Shopify Paymentsを使用すると、クレジットカード決済を直接受け入れることができます。また、PayPalやAmazon Payなど、他の支払い方法も対応しています- マルチチャネル販売が可能
Shopifyは自社のECサイトだけじゃなく、FacebookやInstagram、Amazon、eBayなど、複数の販売チャネルを通じて商品を販売することも可能です。- 豊富な機能
商品管理、注文処理、顧客サポート、SEO機能やメールマーケティング、ソーシャルメディア連携など、効果的なマーケティングをサポートする多彩なツールや、eコマースサイト運営に必要な機能があり、効率的なストア運営が可能です。- 安全性と信頼性が高い
SSL証明書による暗号化を標準で提供し、PCI DSS準拠の決済処理を行うなど、セキュリティ面でも信頼できます。
Shopifyとkintoneを連携して、いいとこどりを可能に
ここまでkintoneとShopifyについてご説明してきました。これら二つのツールは、それぞれ単独使用でも多くのメリットをもたらします。
ただし、単独だと解決できない課題も多くあります。EC事業を始めたものの、EC事業で取得できているデータと、既存で存在していた情報の一元化が進められておらず、その結果、手作業でデータを転記する作業が発生し、無駄に工程と工数がかかる状況を解決することができていない。または、販売~受注〜出荷まで、独自のワークフローをShopify単体では組むことが難しく、ステータス管理を行いにくいため、社内外のコミュニケーションコストが発生しております。
「効果的なEC運営が得意なShopify」と、「社内外の情報連携や、素早く簡単にデータ分析ができるkintone」を連携することで小売事業者・卸売事業者・加工業や製造業の事業者にとって、上記の課題を解決し、より一層の真価を発揮します。
Shopify×kintone連携プラグインとは
弊社が提供する「Shopify×kintone連携プラグイン」の主な機能は3つあります。
①情報のリアルタイム連携を実現
Shopify内の情報のリアルタイム連携を実現。kintoneの通知機能を活用することで、情報伝達のスピードがアップし、ビジネスの質を飛躍的に向上させます。
②メタフィールドやタグまでも連携が可能に
Shopifyのフロントページの情報を追加、分析するために独自に設定したメタフィールドやタグなどの連携も可能です。
③設定はカンタン!誰でもすぐにご使用頂けます。
難しい設定は一切ありません。アプリを入れて、連携したいフィールドを選択すれば連携は完了です。
Shopifyのデータがkintoneと自動連携できれば、業務効率は飛躍的に向上します。今まで、行っていた手作業による転記作業からも解放され、業務時間が大幅に削減されます。kintoneにビジネスの情報を一元管理することができ、販売~受注~出荷まで一気通貫したワークフローを構築できます。
Shopify×kintoneでできること
顧客管理 | 顧客のタグやメタフィールド、購入履歴の情報により独自ロジックで設定した顧客セグメントでの分析とマーケティングを可能にします。 |
商品管理 | リアルタイムの在庫数と、条件通知機能を組み合わせることで、常に最適な在庫を維持できます。時系列分析が容易なため、販売戦略や仕入計画も立てやすくなります。 |
原材料管理 | 商品在庫数と連動した原材料の在庫数をリアルタイムでコントロールすることができます。無駄な在庫を省き、最適な状態を維持することで、原価も削減できます。 |
販売管理 | 全てのチャネルの販売情報を集約することで一元管理を可能にします。チャネル、商品ごとなど様々な切り口で情報を可視化し、すぐに分析することができます。 |
外注管理 | 条件通知機能により、注文と同時に仕入や加工などの作業指示を自動で通知できます。進捗状況を可視化することで業務連絡・確認などの手間を大幅に削減できます。 |
出荷管理 | ピッキングや梱包などのステイタス管理を可能にし、一連の出荷作業の指示を終了と同時に自動で通知していくことで、出荷スピードを飛躍的に向上させます。 |
まとめ
DXの究極の目的は、ITツールを活用してビジネスモデルを革新し、市場に新しい価値を提供することにあります。 ShopifyとKintoneを連携させることで日々の業務のビジネスプロセスを効率化し、浮いた時間で、商品開発やお客様サポートの充実、サービス向上により多くの時間を割くことができるようになり、ビジネスの成長を加速させることができます。ECだけでなくビジネス全体で多様なニーズがあるこの世の中、顧客の声に耳を傾け、つながりを強化し、新たな価値を生むチャンスを獲りましょう。この記事が、自社のビジネス成長と顧客満足度の向上に役立つきっかけになれば幸いです。