業務をデジタル化すれば
DXだと思っていませんか?
WHAT is DX?
デジタル化は進んでは
います。
しかし、多くの企業は
DXに至っていません。
新型コロナウイルスの影響で、リモートワークの必要に迫られた結果、日本企業のデジタル化も進んだと言われていますが、多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)にまで至っていないのが現実です。
DXへと向かうデジタル化には3つのステップがあり、DXはその最終段階になりますが、ほとんどの企業がDXの手前の「デジタイゼーション」、もしくは「デジタライゼーション」で終わってしまっています。個々の業務の効率化・改善は図られているかもしれませんが、新たなサービスやビジネスの立ち上げ、売り上げの向上といった目に見える成果は期待できません。その一方で、デジタルネイティブの企業の収益率は顕著な伸び方を示しています。
日本は人口減少による慢性的な人手不足の状況に陥っていて、これが解消される見込みはありません。今こそDXによって、未来へ向け新たな企業体質に生まれ変わる必要があります。
デジタル化の
3つのステップ
すでにご存知かもしれませんが、DXは「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略です。英語圏では「Trans」を「X」と略す習慣があるため、DXと言われています。デジタル技術によってビジネスや生活を「変革」することですが、意味としては「変革」よりも「変身」に近くなります。
企業がデジタル化する際、そのプロセスは大きく分けて3段階あり、DXはその最終段階になります。
01. Digitization
デジタイゼーション
「作業」のデジタル化
情報を紙に書いて記録するのではなく、パソコンでエクセルなどに入力する
書類を紙で保管するのをやめて、スキャンしてPDFで保管するといったことがデジタイゼーションになります。
02. Digitalization
デジタライゼーション
「業務プロセス」のデジタル化
「作業」には「業務」に含まれるため、デジタイゼーションはデジタライゼーションの一部と言えます。
例えば、上司の承認を得るための「稟議」という業務プロセスのデジタル化。
紙ではなくパソコンで入力し、権限に応じたフローを設定、稟議という承認プロセスをデジタル化する。紙、ハンコによる押印という作業をなくし、記録もデータ化。
これがデジタライゼーションになります。
03. DX
デジタルトランスフォーメーション
「企業(ビジネス)全体」のデジタル化
デジタライゼーションを推進して、組織やビジネスモデルの変革まで行うことです。
例えば、音楽。昔はCDを「店頭」で購入して楽しんでいました。店頭ではなく「ECサイト」で販売・購入できるようになることがデジタライゼーション。CDも不要になり、配信サービスによって音楽が提供できるようになることがDXになります。